視野欠損ナビ【看護・介護サポート】

眼底の観察

眼底の観察は、現在の臨床現場では、看護師が行なうことは少ないです。

 

ですが、肉眼で直接血管の状態を見ることができる有意義な観察です。

 

目的やポイントをおさえ、看護に役立てましょう。

 

ただし、この観察はなれていないのに実施すると、
患者さんに大きな負担を与えてしまいます。

 

自分の熟達度や患者さんの状況を判断し、
必要であれば実施するようにします。

眼底鏡の使い方

眼底鏡には色々なタイプの商品があります。

 

ダイヤルやスイッチの位置などを確認し、使い方についても調べておきましょう。

 

(1) 光量を選ぶ

 

スイッチを入れて、光量調節ダイヤルを回し、光量を選びます。

 

いくつかの種類がありますが、一般的には最も白い光量を選びます。

 

(2) ピントを合わせる

 

観察孔を覗き込み、自分の手掌を見つめ、
もう一つの視度調節ダイヤルを回しながらピントを合わせます。

 

このときのダイヤルは、患者さんと観察者の目の屈折異常を補正するためのものなので、
検査中も、この作業を行ないます。

 

患者さんの右眼は観察者の右目で、
患者さんの左眼は観察者の左目で検査します。

 

眼底鏡を握る手も、検査する眼にあわせて持ち変えることが必要です。

眼底の観察の方法

眼底をみるためには、瞳孔は大きく開いていたほうが見やすいです。

 

ですから、なるべく部屋を暗くし、メガネやコンタクトレンズをしている場合は外してもらいます。

 

・患者さんにはイスに座り、まっすぐ前を向いてもらうようにします。

 

・正面の壁等を見つめ、眼球を動かさないように説明しましょう。

 

・眼底鏡を観察者(看護師)の眼にぴったりと押し当てて、
患者さんの検査するほうの眼の耳側から近づいて、
瞳孔に光を集め、赤く反射すること(赤色反射)を観察します。

 

 赤く反射するということは、瞳孔にきちんと光が当たっている事を示しています。

 

・もう一方の手で患者さんの頭部、または額を支えます。

 

・患者さんの眼前5cmくらいまで近づいて、
血管が見えてきたら視度調節ダイヤルを回しながらレンズを再調整し、
焦点を合わせながら観察をします。

 

・正常な網膜は、ピンク色で、均一な色をしています。

 

・一般的に用いられている眼底鏡では、一度に観察できる範囲はごく一部に限られています。
ですから、少しずつ眼底鏡を動かし、各部分を観察します。